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林修先生が語る「AI活用で人間の仕事はどう変わるか?」「AIが発達しても人の代わりになれないものとは?」

林修先生

 

◾️AIの活用で人間の仕事はどう変わっていくか?

 

 新CMがお披露目されると、これからは俳優業もやるのか?と聞かれた林先生は「いやいや、選挙とドラマと同窓会には出ないと強く言ってるんです」とコメント。

 メディア分野では、AIの活用というのは今後どういった可能性があるのだろうか?

 「テレビ業界の人たちは、こういう技術がどう使われるかというのをよく分かっていない方も結構多いのかなというのは率直な印象ですね。いろんなメディアをメディアミックスでいろんな形での融合が可能ならこういう企画もできるんじゃないかとか、この技術が生まれたことによって発想も変わって、例えばテレビとネットに融合した企画であるとか、私は専門じゃないので本当に申し訳にくいんですけれども、今までできなかったからチャレンジもしなかったような形での発信ができてくるんじゃないかと思います。柔軟な発想で活用していける若い優秀な人たちがたくさん出てきていると思うんですけどね。根本的なメディアのあり方自体もさらに変わっていくんだろうなと思います」と語った。

 AIが発達しても人の代わりになれないと思うことはあるか?と聞かれると、「本当に人間に何が残るのかっていうのは、いろんな学者が議論しているところでもあるんですけど、一方で今人手不足と言われてるんですよね。ですから、AIによっていろんなことができるようになると、人間のやること自体が逆に増えるので、結果的に人間がやらなきゃいけない仕事はむしろ増えるんだという考え方もあります。その中で人間だけができることってなかなか難しいんですけれども、僕は知識不足なのかもしれませんが、1あるものを1.5とか2にしていく能力っていうのは、AIはやっぱり素晴らしいと思うんですね。しかし、ないものつまり0から1に持ってくること。これは人間の中でもできる人は少ないなと思いますけど、その部分がAIにいつ奪われるか? 当分は大丈夫じゃないかなと、今じゃないんじゃないか、まだでしょ!と希望的観測も含めと思っております」と語った。

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